スポンサードサーチで案件を選ぶ際に、リスティング条件として、「OK」「一部OK・条件付きOK」「NG」の3つのパターンがあります。
「OK」と「NG」に関しては額面通りに受け取っていいのですが、ちょっと解釈に悩むのが「一部OK・条件付きOK」の案件です。しかも、このパターンがほとんどを占めているところもまた厄介な話です。
そこで今回は、リスティング条件について、いろいろなパターンの解釈のしかたをまとめてみました。
目次
リスティングOKの案件
リスティング条件に「OK」と書かれていたら、それは基本的にどんなキーワードでも使ってよい、ということになります。つまり最も集客しやすい「商品名」での出稿がOKだということです。
A8を例にとってみると、下記のように表示されているものがそれにあたります。

リスティングOK案件は非常に取り組みやすいので、多くの塾では初心者にはまずこの条件の案件をやるよう指導しているみたいですね。
ただし、リスティングOK案件は取り組みやすい反面、手掛けるアフィリエイターも多く、キーワード単価が高騰しやすいので、気をつけないと赤字になってしまう恐れもあります。
リスティングNGの案件
リスティング条件に「NG」と書かれていたら、それはリスティング広告を利用してはいけない案件だということです。つまり、スポンサードサーチでは扱えません。
キーワードがどうこういう問題ではありません。もうリスティングそのものがダメなので、手掛けるとしたら、こういった案件はサイトアフィリで頑張るしかありません。
下記(例:A8)のように表示されているものがそれにあたります。

リスティングNGの案件は、ライバルがそれほど多くないことから、休日や夜間など、広告主のチェックが入りにくい時間帯を狙って出稿するよう指導する塾やコンサルが時々あるようですね。
初心者に、こういったグレー(というよりもうブラックですよね)な手法を平気で教える人がいるなんてホント信じられませんよ。とにかくこれはルール違反ですから、絶対にやらないでくださいね。最悪アカウント停止くらっちゃいますからね。
リスティング一部OKの案件

ちょっと前までは「リスティング一部OK・条件付きOK」の案件の場合、キーワード完全一致はダメ、ただし複合キーワードはOKという解釈の仕方が主流でした。
当時まだPPCアフィリエイトを始めたばかりの頃の私も、一部OK案件は複合キーワードで出稿していました。
で、ごくたまにASPから「この案件は複合キーワードでの出稿はダメなのですぐに停止してください」と注意を受けたことがあって、何故なんだろうなぁ、とモヤモヤしていた経験があります。
結局、A8で禁止事項として下記のように掲載されることになり、今では「リスティング一部OK・条件付きOK」案件の複合キーワードでの出稿はダメ、という解釈が正しいとされています。


【出典:A8(リスティング広告の運用について)https://support.a8.net/as/listing/】
リスティング条件に関しては、今までは、アフィリエイター側の都合の良い解釈に加えて、広告主側のあいまいな認識もあって不明確になっていただけのようです。
原則として、「リスティング一部OK・条件付きOK」案件の複合キーワードでの出稿はダメとの解釈で間違いないでしょう。
リスティング条件で下記のような記載があったら複合キーワードでの出稿はやめておきましょう。
①社名・商標での出稿NG
②社名・商品名での出稿NG
③社名での出稿NG
④商品名での出稿NG
⑤社名・商品名での出稿NG(ひからな、ローマ字表記含む)
⑥社名・商品名での出稿NG(類似、ひからな、ローマ字表記含む)
また、下記のような記載があったら複合キーワードでの出稿は絶対にしてはいけません。
①社名・商標での出稿NG(複合含む)
②商品名の一部、及び他キーワードでの複合も禁止
③社名・サービス名での関連するキーワードはNG
④社名・商品名すべてのマッチタイプの出稿NG
⑤社名・商品名・競合他社名での出稿NG(関連するワード含む)
関連・類似・複合・含む・掛け合わせ・一部のワードといった表現が書かれている場合は、複合キーワードでの出稿は絶対にアウトです。むしろここまで書いてくれた方があきらめがついていいかもしれませんね(笑)。
ここまで細かく書いている広告主は厳しい広告主なので特に注意が必要です。ま、ここまで明記されていたら複合での出稿はあきらめて、関連キーワードで攻めていきましょう。
ま、初心者のうちはあえてこういった案件に挑戦する必要はないと思います。むしろ時間の無駄ですから、潔く別の案件を探した方が得策でしょう。
広告文には当てはまらない←対応が変わりました!
リスティング条件というのはキーワードに対しての制限です。ここは勘違いしている人が結構いるのですが、広告文の中にそのキーワードを使っていけないわけではありません。
「制限を受けたキーワードで配信してはいけませんよ」というルールであって、別のキーワードで表示されたものなら、その広告文の中にNGキーワードが入ることは何ら問題ではありません。
あくまで入札キーワードに対する制限だということをしっかり認識してくださいね。
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上記の内容についてですが、2019年2月13日(水)からyahoo!プロモーション広告の対応が変わっています。詳しくは下記をご覧下さい。
>>>スポンサードサーチで広告文への商標使用が禁止になる!?
いずれは関連キーワードで勝負!
初心者のうちは、リスティングOKの案件を手掛けた方が成果に結びつきやすいのは間違いないでしょう。できるだけそういったOK案件を選び出してどんどん出稿していきましょう。
ただし、リスティングOK案件はライバルも多く、キーワード単価も高騰しやすいです。OK案件だけで大きく稼ごうと思ってもどうしても限界があります。
最終的には、関連キーワードを上手に使って広く展開していくやり方が、PPCアフィリエイトで稼いでいくためには必要になってきます。関連キーワードをうまく使っているアフィリエイターは、ライバルの少ないいわゆるブルーオーシャンで大きく稼いでいるのです。
まとめ
スポンサードサーチやGoogle広告では、案件ごとに決められたリスティング条件をしっかり守って出稿するのがルールです。
リスティング条件の中で、リスティングOKもしくはリスティングNGに関しては特に悩む必要はなかったのですが、リスティング一部OKに関してはその解釈の仕方が今までかなりあいまいな部分がありました。
一部OKに関しては、今まではアフィリエイター側の都合の良い解釈に加えて、広告主側のあいまいな認識もあって不明確になっていただけのようです。
原則として、「リスティング一部OK・条件付きOK」案件の複合キーワードでの出稿はダメとの解釈で間違いないでしょう。
最初のうちは商品名キーワードが使える案件で成果をあげていき、いずれは関連キーワードで稼ぐ力を身につけていくようにしましょう。
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